田植えシーズン到来!9品種も植える理由とは?
こんにちは、農事組合法人Oneスタッフです。
今年も田植えシーズン真っ盛りです!
米づくりがメインの農家である私達も、順調に進めています。
そこで今回はOneのお米づくりの特徴や、工夫について解説していきます。
毎日食べているご飯のことや、お米づくりについて気に留めるきっかけになれば嬉しいです!
目次
東京ドーム7.5個分の田んぼ!
農事組合法人Oneの作付面積(田んぼの面積)は、現在のところ約35haです。
一体どれだけの広さかというと、東京ドーム(約4.6ha)で例えれば約7.5個分に相当します!
ちなみに農林水産省の資料によると、作付面積15.0ha以上を取り扱っているのは全国のお米農家のうち2%とのことです。
他の農家さんと比較しても、Oneはなかなか稀な存在であることがわかります。
植えるお米は全部で9品種
そして私達は35haもの田んぼ全てに同じ品種のイネを植えているわけではありません。
現在は、特徴や風味が異なる9品種のイネを植えています。
例えば人気が高いコシヒカリを始め、洋食に適した独特な品種や酒米など多種多様です。
なぜいくつもの種類のイネを植えるかというと、それぞれの「育成する速度」に理由があります。
ポイントはお米が育つ速度にあり
実は全て同じように見えるお米も、育成する速度はそれぞれ異なります。
つまり田植えをしてから収穫(稲刈り)までの日数が違うため、稲刈りのタイミングをばらけさせる事が可能です。
しかし全てのお米の稲刈り時期が同じだったら、どうなるでしょうか。
約35ha分ものお米を一斉に刈り取るのは難しく、中には稲刈りに最適な時期を逃してしまう(=品質に差が出てしまう)ものも出て来ます。
稲刈りは絶好のタイミングで!
例えば一般的に人気が高いコシヒカリを全ての田んぼに植えたとします。
しかし稲刈りのベストタイミング(一番美味しくなる時期)を逃してしまっては意味がありません。
そのため私達はポピュラーなお米の生産量が控えめになる事も受け入れつつ、9品種をバランス良く管理しながら育てているのです。
初夏にかけて田んぼで青々と育つイネ達を見かけたら、「これは何のお米かな?」と想像してみるのも楽しいですね。
また田植えの時期には、田んぼにいる虫を狙ってたくさんの鳥(Oneの田んぼにはアマサギ)がやって来ます。
この時期以外ではなかなか見られない光景のため、ぜひ田んぼに目を向けてみてください!
様々なお米を食べてみるのも◎
Oneのオンラインショップでは、現在2種類のお米を販売しています。
農家の知恵や工夫が詰まったお米を、たまにはいつもと違う品種のものも、ぜひ召し上がってみてください!
まだ販売ラインには載せられないものの、少しずつ様々な品種のお米を提供していく予定ですので今後もご期待ください♪